声楽教室・発声練習1

発声練習1

発声練習をするまえに、声帯のコントロールに使う筋肉の動きを紹介します。

アンザッツ

この赤い線が声楽に必要な筋肉の動きで、青い線が声楽では使ってはいけない舌根筋の動きをしめしています

※この図は正確な筋肉の場所を示しているものではなく、筋肉が走る感覚を矢印で現したものです。

声楽をはじめたばかりの方の多くは舌根で音程の上げ下げをコントロールしています。しかし声を舌根でコントロールしてしまうと、トライアングルを指で触ったまま鳴らしても音が出ないのと同じように、堅くなった舌根に響きが吸収されてしまい、声の響きが失われてしまいます。そこで声楽では、大きな響きを生み出すために、舌根をいかに使わないで声をコントロールするか、つまり図の青い線には全く力を入れず、赤い線で示された筋肉だけで声をコントロールするかが大事になります。

ではまずは舌根に力をいれない練習をしてみましょう

空気を吸う1で紹介した練習のように、あごの下に指をつっこんで、自分の一番出しやすい音程で軽く声を出します。この状態では大体の人は舌根が出ないと思います。では次に習いはじめの方がやりやすいように日本語の50音を発音してみましょう。

舌根

イの段、ラ・リ・ル・レ・ロ はかなり難しいですが、最初は発音が不明瞭でもかまいません、とにかく舌根がでないように、やわらかい発音をこころがけます。力を入れるのは簡単ですが、一度力が入るクセが身につくと取り除くのは容易ではありません。

最終的に発音は明瞭に歌詞がすべて聞き取れるように歌わなければいけません。しかし、習いはじめの方が練習する際には多少は聞き取りづらくてもかまいません、まずは力を抜いて歌うことをお勧めします。